メニューを開く
ホーム » トピックス » 中国レポート

中国レポート

2015.9.10

■四川
・特撰工場
工場を新設し(写真1)2工場で生産をしています。
新工場に30台設置し旧工場と合わせて70台の織機となり生産能力は年間約20万枚です。
今年度から化繊経糸は使用せずオール麻経糸(写真2)で生産し環境に優しい畳表となっています。
赤い草を選り出すセンサー藺草選別機(写真3)(写真4)を20台設置し、
品質は更にグレードアップしています。

・大地工場
2014年産の藺草の品質が良く好評です。
新年度も2014年産を引き続き生産しており、来年の2月頃まで残草があります。
現在生産中の畳表は色合いも良く、新草よりも販売し易いと思います。
今年度も人気度NO.1となるでしょう。

■寧波
・RN工場
工場を防塵対策対象外地域「奉化市」に移転新築し(写真5)、
9月20日ごろ生産開始の予定で準備をしています。

・KO工場
工場の防塵対策工事は完了し(写真6)(写真7)環境局の検査待ちの状態です。
合格次第生産を始める予定です。

・SP工場
既に、防塵対策工事は検査に合格して(写真8)生産を始めており、
止めた工場やまだ合格していない工場が多い中、フル生産しています。

・M工場
防塵対策対象外地域の奉化市で工場を借りて生産しています。
小さい工場なので織機20台と生産規模は縮小しています。

 

 

※例年だと8月から全ての工場が操業していますが、
今年は多くの工場は環境問題への取り組みの為、生産開始が遅れています。
年内需要は古表で対応することになります。
この環境問題は工場に難問となっており、40以上の工場が廃業しています。

防塵対策対象外地区の奉化市に移転した工場は7工場、以前から操業している8工場と合わせて
奉化市には15の工場数、また、防塵対策対象地域の寧波市は24工場のみの操業になりました。
これらすべての工場は今年度の植え付けをしない方針です。
更に、来年度は工場に大きな負担が増えそうです。
藺草の乾燥に現在石炭が使用されていますが、環境局から石油または天然ガス以外は使用不可との通達があり、
今後も多額の設備改造費が必要となります。寧波の都市化により藺草栽培はますます厳しい状態となっています。

※新幹線(眉山→成都間)

IMG_3168  image2

image3    IMG_3175

image5 image7
image12 image14

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ページの先頭に戻る