2ヶ月ぶりの寧波はすっかり春めいており、イ草も青みが出ていました。例年並みに先刈は4月初めごろから行われるようです。
多くの工場はイ草を全部消化し、稼動している工場は20〜30%位でしかも1〜2交替で生産しており、フル稼働ではありませんでした。
草質は昨年末に比べてかなり悪くなっており、今までに入荷したものに値打ちがあるように感じました。また、受注生産に徹し、余剰在庫は抱えておらず相場はしっかりしてきました。旧正月前より0.2ドル位高く取引がされています。人件費・灯油・化学肥料・等全ての物が値上がりしています。これは日本以上です。
加えて「元」が昨年比約15%ドルに対して切りあがっています。10%の物価上昇・15%の元高により、少なくても工場原価は25%位高くなっています。これが吸収出来ずに廃業する工場が多くでてくるようです。弊社指定工場のQ工場もイ草を処分し倉庫は貸しており、「これ以上続けても資金が減るだけなので廃業した」との話でした。また今年も1つ取り引き工場が消えました。
イ草の残りも少なく、SP・YY等ほとんどの工場の生産は4月20日頃には終わります。KU工場は今月末までです。四川大地の工場も4月中旬で生産終了です。
もう新草の高値を予想して買い進んでいる輸入商社がある等、新草の高値を見込んだ動きがでています。需要が落ち込んでいる日本の現状ではそういったことを想像するのは難しいのですが、寧波に来てこちらから見てみると良くわかります。
原価を割れてまでの生産はもう考えられません。寧波新草価格は2x4=650円位・3x6=700円位でスタートし、その後じりじりと値上がりすると予想します。4月より縫着糸・脱藁床・畳縁・下紙など畳資材の大幅値上がりが行われるようです。需要は減少していてもコストアップが吸収の限界に来ればやむをえず値上げが行われます。中国産畳表もその限界まで来ているように思います。
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▲給油待ちの車の列(100m以上) |
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▲い草の田んぼを潰して進む開発
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▲畳表から金属に業種転換した工場
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▲畳表の乾燥に石炭をしようしている工場 |